Mana of Saga 陸 それは今まで感じてきた「殺気」とは明らかに違っていた…。 俺たちは今ミルレス森の「ルアス軍野営地」にいる 到着してから2日たったが、出撃や敵襲の知らせもなく ただ兵士達がいらだっていた…。 「上は何を考えているんだ!!ルアスのピルゲンなんざぁ俺の手に掛かれば…」 「無理だ…お前はアイツのひげに倒されるさ」 「何!?俺がピルゲンに倒されるだと!?」 「あぁすまなかった…訂正するよ、お前はそこらへんの魔に殺されるさ」 魔に殺される? 何の話だ? 「何ぼーっとしているんだヨハン!早く行くぞ」 「あぁ…。」 「いつまでこんなことしてなきゃいけないのよ!早く帰りたい…。」 リーナが呟いた 「お前だけじゃない、他の兵士もそう思っているさ」 とレオンが笑いながら言おうとしたが、顔は笑いきれなかった…。 (またまた説明忘れたので…。) ミルレスがカプリコ族に襲撃されたとき、ミルレスは門を閉めてしまったらしい。 ミルレスの門は古代帝国の最高神官によって魔力が込められており、 ひとたび門を閉めると、外からの攻撃はまったく効かないのだ。 門を開けるには、中からしか開けれないらしい。 そのおかげで、カプリコ族の襲撃を防いでいると言われている…。 カプリコ族は完全に袋のねずみなのだが…ルアス軍は攻撃する気配すらない。 一体どういうことなんだ?何故攻撃しようとしない…。 「お!兄ちゃん達、恐い顔してどうしたんだい?」 声に反応して振り返ると、そこには見るからに豪傑といった感じの「盗賊」がいた 「いえ…別に…。」とレオン 男は俺達を訓練生だと知って話し掛けているらしい。 「あんたらも、ルアスの上に疑問を持っているらしいな… まぁ前に行ってみればいやでもわかるさ あとそこのお嬢ちゃん、ここの男達には気をつけな、 俺やそこの彼氏さん見たいな男ばかりじゃないからよ」 言いたい事だけを行って、盗賊は去っていった…。 「そうなんだ…いざというときは守ってね」 そう言うと、リーナはレオンにギューと抱きついた。 ったく…お前らここまできてイチャイチャしたいのか? 「どうする、ヨハン、行ってみるか?」 「言われるまでもない!」 「じゃ、決まりだね!」 俺らは前線に出てみる事にした…。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 前線には人影一つも見えなかった…。 有るのは無数の「バリケード」だった…。 「これか…あの賊が言っていたのは」とレオンが感心したように言った どうやらこのバリケードが進軍を邪魔しているらしい さしずめ、このバリケードを一斉撤去出来る盗賊を待っているのであろう 「じゃあ原因もわかったし帰――」 ボン!! 爆弾が近くで爆発した。 「なんだぁ!?」 「カプリコ族の爆弾よ!!」 全員一斉に詠唱を始めようとした瞬間だった… ボボーン!ボン!!ボン!! 「クソォ!敵は複数かよ!」 魔法の詠唱時間は無防備になってしまうので、うかつに詠唱できない。 しかも、敵までは随分距離がある…近づいて殴る間に殺されてしまう。 無数の爆弾への恐怖 反撃が不可能な状態 あたりを支配する爆音 常人で有れば、気が狂うであろうときだった。 敵の爆弾の雨のなかレオンが詠唱を始めた…。 「馬鹿野郎!!レオン!お前の墓はここじゃないぞ!!」 「馬鹿野郎はそっちだ!ここでリーナを死なせるわけには…」 (ははーん、そういう理由か、それにしても馬鹿だな…。) 感心する間もなく、案の定レオンに爆弾が飛んできた…。 爆弾は左足に直撃した…だがレオンは詠唱を止めなかった…。 詠唱が終了した…。 あたり一面を雷が支配した、悲痛の叫びとともにドラコが倒れた…。 「リーナ、お前は今のうちに逃げる…んだ…。」 そう言い残し、レオンはその場に倒れた…。 「レオーーーーン!」 リーナが、あたり一面に響くくらいの声で叫んだ。 ったく…無茶するからだ…。 レオンのモノボルトのおかげで敵は混乱しだしたようだ…今が狙い目だな。 覚悟を決めドラコの群れに突っ込む 案の定、敵は混乱していた カプリコ達はつたない連携で反抗を試みようとしたが、今の俺の敵では無かった 一人の魔術師の手が弧を描くたびに、また一つ命の灯火消えていった… 敵を片付け戻ってみると、レオンとリーナの姿は無かった 「クソォ!また置いてきぼりにされた!」 急いで追いかけようとしたときだった…。 「ん?なんだこれ」 俺が先ほど片付けた、「運の悪い生き物」の死骸の中に 「オオカミ」をかたどった帽子を見つけた 「お!もしやこれが噂に聞くオオカミ帽子って奴か?」 手にとり早速かぶってみた…ちょっと俺の頭にあわないがいいとしよう… 口笛でも吹きながらレオン達の後を追いかけた…。 口笛なんかを吹いたのは随分久しぶりだった 青く遠い空に澄み渡っていくように、口笛は響いていった…。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー こんばんわ…作者の逆毛です…。 つい先日私の友人が財政上の理由でアスを止めてしまいました…。 かなり悲しいです…(そいつがいないと狩りが…。 つーか俺も厳しいながらやりくりして払っているのにな〜と思ったりもしました 今回はちょっと戦闘シーンを多めにしてみました…。 けどやっぱり旨くまとめられませんでした 今度はお寺に行って座禅してきます…。
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