第27話『消えゆく者達』


「さて、まだ問題は残されているな。」

とグリフィゴールは、腕組みをして考えている。

「?」と不思議に思う一同に

「まだやらねばならんコトが残っているということだ。」

となおも言うグリフィゴール。

「分からん。(・・」と言い出したマイスターに気が付いて

グレゴリの父親は、10人の冒険者達の方に視線を向けた。


そして、

「冒険者達よ。2つほど言わねばならないことがある。

1つは、時間。おそらくだが、君達『冒険者』を使う者たちの世界は

もう5日は過ぎているだろう。」

とグレゴリの父親からそう告げられて

「ええええええ?!煤i・・;」と10人が驚きの大合唱状態に陥った。

「そして、もう1つ。このままだと意識と感覚が今の君達…

キャラの中に残ったままだと君達は、元の世界に戻れない。」

と2つ目のコトを聞かされて、さらにショックを受ける10人。

「そこでだ。君達の意識と感覚を今からキャラと分離させる。

そしたら、君達は元の世界で目を覚ますんだ。

そうすれば、ここの世界から抜け出ることが出来るだろう。」

という提案に10人は

「お願いしますm(__)m」と頭を下げた。

しかし、この後どうやって感覚と意識を分離させるのだろうか?

謎は次に続く