第18話 『南国の町』


ルケシオンの町…。

パアッ…とまぶしい光の後に

カイム・エララ・マイスター・リンファが現れた。

「あれ?ひのふの…あれー?(・・;」と呟いたのは、マイスター。

「どうしたの?(・・?」と訊くカイムに

「一人足らん。(・・;」と答えるマイスター。


その背後に光が一つ現れる…。

光に気づいて振り向いたマイスターの目の前には、アシッドが立っていた。

「これで全員だろう?」確認するように質問するアシッドに

「うん、OK!・w・)b”」とマイスターが笑う。

5人で町のほぼ開けたトコまで歩く。


数分後…。

「なぁ、ここって南国って感じなのに、コレは気が抜けないか?」

とアシッドが呆れた顔で銀行員の『アミゴ』を指差す。

「ラララ!ラララ!ラララ!」と歌うアミゴ。

脱力度20%UPを狙ってなのか、それとも元からこうなのか?

アミゴを見るたび脱力していく5人組。

しかし、これは始まりにすぎなかったかもしれない。


突然、どこかから

「アミゴを見て、おっどろうよアミーゴ♪」と陽気な歌が聞こえてきた。

(いや。つか、踊りたくないぞ。こんなの見ながらは、特に。)

と5人組があきれ返っていた時に

「アミゴ、アミーゴ♪」と陽気な歌の主が現れた。

「やっぱりアンタだったのね…(・・#」と怒るリンファ。

「そー、オレなの、オ・レw」とリンファに陽気に笑いかける男の子。

「どうやら見つかったようだな(・・」とボヤくマイスターに

「嬉しくなーい(;;」と泣き出すリンファ。

「しかし、ここは雨が降ってないですね(・・?」

何故でしょう?とでも言いたげな顔でエララが不思議がっている。

「それは、当たり前よ。わたしの目の前のヤツ『グレゴリ』っていうの。

コイツは、よっぽどのことがなけりゃ底抜けに明るいから

雨なんか降らないわよ(−−;」

はぁ、最悪だわ。と落胆気味にリンファが落ち込んだ。


「リンファ、一緒に遊ぼうよ(^^」と陽気なグレゴリ。

「い・や・よ!(・・#」と怒りの表情で拒否するリンファ。

「リンファがいじめる(;;」と泣き出すグレゴリ。

「ウソ泣きするんじゃないわよ!(・・#」と怒るリンファに

「あはは、バレたぁ(^^」とコロッと表情が笑顔になるグレゴリ。


「何であれ、仲間が見つかって良かったな。(・・」しれっと言うアシッド。

「さて、報告だね(^^」と笑顔でWIS機能を作動するカイム。

「これでオレ達の役目は解決だねw」と明るく言うマイスター

「『終わりよければ』なんとやらですね(^^」にこにこ顔のエララ。


「リンファーw」と笑顔で呼びかけるグレゴリに

「うるさい!(・・#」と半ば怒っているリンファでしたとさ。