『予想外の…〜パーティ〜』


腰の上あたりまであるストレートな長髪をパサッとかきあげて

オレはへたり込んでいた状態から立ち上がった。

「え?」
「イリュー?」

アプサラス夫妻は、体が女になってしまったオレを見てビックリ顔だった。

「そうだよ…(−−#」とふて腐れながらもオレがそう答えると

「ほぉ、これが女版イリューか。…可愛いなぁw」

とアプサラスがひっついた直後。奥さんのミアスの鉄拳が炸裂。

「ごめん。でも、ミアスよか胸がぁ…w」と問題発言が出た瞬間に

アプサラスの頭に向かってミアスから2発目の攻撃が炸裂した。

「ごめんなさいね。今度旦那、怒っとくから(^^;」

とミアスは苦笑して言った。

「ぷくっw(^^」とオレは、つい笑ってしまった。

だが、楽しい時間は急激に変わって行った。

オレの背後でニヤリと笑う約1名。

(後ろを振り返らない方がいいな(^^;))

と思って振り返らずにいると、トフィは女になってしまったオレを抱えて

パーティ会場の建物内のどこかへと連れ去った。

(は?!煤i・・;))と驚き顔のオレ。

何かやな予感がする…。


すごい速さで走るトフィ。

やがて見えてきた部屋のドア。

そのドアをバタン!と開けてトフィも部屋に入る。

部屋は、夜の闇と電気がついてないせいか真っ暗で

それが余計にやな予感な訳で…。

しかし、電気がパッとつけられた。

(え?)と思っていると、電気をつけた後にトフィがしゃがんで

オレの隣にいる。

(ますます、イヤな予感。)と思ったら、トフィの顔が近づいてくる。

(一か八か。)イリュームがトフィの顔をガッと掴むと顔を近づけていた。