『予想外の…〜お料理教室U〜』


オレがリゼルの家に泊まりこんでは、一緒に組んで狩りをしている間。

ラファ姉もまた『お料理教室』で『先生』となって

ケーキ作りを教えていた。

そして、これはオレも知らなかったが

『お料理教室』をやってる間にラファンも少しずつ落ち込むコトが

少なくなったらしい。

オレがそれを知ったのは、クロスティアからのWISだった。

(クロスティア:「ラファ姉が少しでも元気になって、良かったよねw」)

と少しは心配でもしていたのか、クロスティアは、嬉しそうだった。

(イリューム:「だな(^^」)

とオレもWISで返事を返した。


それから日にちはどんどん過ぎてゆき…。

24日まで残すところあと1週間となった。

ラファ姉は、総仕上げとして

「では、皆さん。これから今までに作ったケーキのうち

いくつか決めて作りましょう(^^」

とみんなに提案した。

すると

「いろいろあった方がいいと思うので、全部作ったら?」

と言う意見が出た。


「そうだねー。」「余ったら、持ち帰りってことでもいいだろうしね。」

とみんなして議論。

「じゃあ、全種類作っちゃいましょうか(^^」

と言うラファンにみんなが「おーっ!」と驚く

「でも…それだと皆さん。最低でも3日は、帰れませんよ?(^^;」

と言われてみんなは困った。

「ケーキを作るという工程を考えると、何かと手間がかかりますし

何しろ全種類を作るとなると、かなりの時間が必要ですよ?(^^;」

とラファンに言われて、みんなが黙る。

「あともう一つ…方法があると言えばあるのですが(^^;」

というラファンにみんなの目が集中する。

「お菓子を作るのに最適な『竈(かまど)がある家』とかなら

自宅でも出来るのですが…(^^;」

と言ったラファンに

「あ、じゃあ僕の家は、出来ますね(^^」と言ったのは風林火山。

「私も出来る!(>w<)」と名乗り出たのは、ミュア

「ウチもあった気がする。」と手を挙げるのは、ティアイエル。

「確か、アプーの家にあったっ♪」とノリよく答えたのは、ミアス。

「私の家でもありましたわ(^ワ^」とにこやかに答えるミリア。

と5人が名乗り出てきて、その5人は家でケーキを作るコトが決定した。

他の人たちは、お料理教室の際にケーキを作るコトが決定。

そして、今日も『ラファンのお料理教室』は、ケーキ作成で終わった。

12月24日まで、あと6日。