君に贈る、巫山戯た作品〜続編(? その6


幼い聖職者の男の子は、鼻歌交じりの上機嫌で歩いていた。

そして、少し歩いた先にある民家の一つのドアをノックする。

「コンコン。」とドアをノックするとドアの向こうから

「入ってきなさい」と優しげな声がした。

「しつれいしまーすw」と嬉しそうな様子で中に入る幼い聖職者。
ドアがギィィィ…バタンと音を立てて、閉まった。

「おししょー、おししょー!あのねっ、あのねっ!!(>w<)」
とものすごく嬉しそうな顔で言う聖職者。

「どうしたのかな?エシュオン。今日はえらく楽しそうだね(^^」
と言うのは、以前ガブリエルのお師匠としての手腕を発揮した風林火山。

「あのねっ!珍しい虫を見つけたの!!(>w<)」と言うと
エシュオンは、後ろ手に隠してきた虫取り網を風林火山の前で見せた。

「…(^^?」と最初は、『虫』の正体が分からずに首を傾げる風林火山。
しかし、虫取り網の中をじっと見ているうちに

「…(^^;」とだんだん苦笑に近い顔になっていく風林火山。

そして、「ねぇ、おししょー。珍しい虫でしょ?(^^」と言うエシュオンに

「エシュオン…結論から言いましょう。
コレは、虫ではなく『守護動物』という…動物ですよ(^^;」
とまだ無知な弟子に分かりやすく説明した。

「ええー?!虫じゃないのぉ?!煤i・□・;)」と言うエシュオン。

「一般に『虫』と呼ばれるものは、
足が6本あって体が3つに区別できるのが『虫』なんですよ。(^^」
と言うと風林火山は、守護動物を網から出して優しく掴むと

「ほら、『守護動物』は足が6本以上あるでしょう?(^^」
と守護動物の足が見えるように持ち上げた。

「あっ!ホントだ足が8本あるっ!!煤i・・;)」と驚くエシュオン。
驚くエシュオンを見て、にっこり笑顔の風林火山。
けど、ふいに守護動物を見て

「…どうやらこの守護動物は、飼い主が居るようですね。」と呟いた。