君に贈る、巫山戯た作品〜続編(? その4


30分後…。

リーシャ・ハーレー・またーり聖は、ノカン村に到着した。

「さぁて、さっき覚えたスキル使うわよぉ♪」
リーシャは、手に持っている剣をチャキッと構えて楽しそうだ。

「頑張ってください(^^」と笑顔で言うと

またーり聖は、リーシャとハーレーの2人の背後で
ハーレーにベストクレリックエイド・ブレヘル・
マナエイド・ロックスキン・ホンアモリをかけた。

そして、リーシャにはハーレーの時よりちょっと変えて
マナエイドを除く代わりにブレシングスキル・グレイス・スキルエイドをかけた。

2人に呪文をかけ終わった後に、またーり聖はスーパーリカバリを発動した。
2人のパラメーターの数値が高くなる。

「わぁ。すごい!」とハーレーは、驚いている。
「喜んでくれて光栄です(^^」とまたーり聖は、笑顔で言った。

それからリーシャとハーレーの狩りは、思った以上に楽になった。

またーり聖の所にノカンが来ることもしばしばあったが、
またーり聖は、事もなく倒すとすぐにリーシャとハーレーの回復に立ち回る。

「さすがは70聖ね♪」とリーシャは、
覚えたばかりの『ルナスラッシュ』で倒していく。

「あなたもいつか70になりますよ(^^」とまたーり聖は、笑顔で言う。
その笑顔から嫌味な感じがないせいか、

リーシャとハーレーの2人は、またーり聖に安心していた。
そして、狩りは3時間ほど続いた。

午後5時30分。

ルアス門前大路…。

「今日はありがとう。おかげで2Lvほど上がっちゃった♪」
とリーシャは、上機嫌だ。

「本当に助かりました(^^」と笑顔で言うのは、ハーレー。

「いえいえ、僕の方こそ懐かしい気持ちを下さって感謝しています(^^」
とまたーり聖は、笑顔でお辞儀をした。

「また機会があったら、狩りしたいです(^^」と言うハーレーに
「はい(^^」とまたーり聖は、笑顔で答えた。

「あーぅ(:我輩くん、またねぇー(^^ノシ)」
「ああぅーぅ(:ポチョムキン殿、また会おう(^^ノシ)」

守護動物同士もまた、互いの泣き声で挨拶を交わしていた。

リーシャとハーレーに手を振り、またーり聖は再び森に入った。
そして、森の最初のエリアで守護動物の経験値を50%まで上げた。

夜…。

いつの間にか空は、真っ暗になっていた。
「おや、もうこんな時間か。」真っ暗な中にかすかに光る星空を見て。
またーり聖は、今が夜だということに気が付いた。

…とその時。

「きゅー。」かすかに聞こえた音。
(今のは…。)と肩に載ってる守護動物を見るとわずかに顔が赤い。

「そっか、君だったんだね(^^」にこっと守護動物に笑いかけて

「ごめんね。ウチに帰ったらすぐ夕飯作るから。
だから荷物の中に入ってもらっていいかな?」と優しい笑顔で言うと
守護動物は、カバンの中の荷物の入ってない空間へと入った。

そして、それを見たまたーり聖は、ミルレスゲートを開いた。
星空の下、一人の聖職者が光に包まれて消えた。