第13話『Lvアップの地にて・・・。』


「まだまだね♪」とモンスターを一体倒し、不屈の女は、陽気にそう言った。

「さて、そろそろね…。」ティアイエルは、何かを飲んだ。

そして再び現れた吹き矢3匹をノリノリで倒している。

(何だ、この女は。)呆れた様子でオレは、ティアイエルを見た。

酒の効果でラリってるのか?

はたまたいい気分のつもりなのか?

ティアイエルのモンスター倒しは、次々と行われた。

ラティと呼ばれた盗賊だけは、ティアイエルと同様に戦っていた。


そして、やがて

「LEVEL UP」の表示がラティの頭上に現れた。

「ありがとう、ティア!」

「やったね!ラティw」と喜んでたティアイエルだったが。

次の瞬間には、ラティに抱きつかれていた。


(へぇ、あんな女でも好きになる奴。いるのか)

目の前の光景に笑いすら出てきそうになってるガブリエル。

チラッと横目でミリアを見ると

(あんな頃があったわねー。)とでも言いそうな顔で目の前の光景を見ている。

(おいおい、マジでそういう顔か(^^;))

場の空気が長持ちしそうになる前に


「ミリア、行くぞ。」

オレは、ミリアの服の袖をグイグイ引っ張って

ディグバンカーの中へと避難した。


ディグバンカーの出入り口付近…。

「全く。勝手にやってろだな。(−−)」

呆れた口調でオレがぐちった。

「うらやましいなぁ…。(・・)」

ボソリと言うミリアに

「ミリア?!つか、あいつらのコトは無視でいいぞ。煤i・A・」

冷酷にオレは、言い放った。

「それよりも、ミリア。狩り行くぞ。」

オレはディグバンカーの中を直進して行った

「待ってください!」ミリアも走って行った。

その先にノカンが出るとは知らずに・・・。