第7話 新都市そして再び・・・ 彼女の楽しい誕生日会が終わって、朝を迎えた。 何か食べ物はないかと街をぶらついていると、 僕たちは、サラセンに行けるという情報を耳にした。 どういう事かと言うと、 昨晩、サラセンが何故かオープンしたという情報をWISで聞き、早速足を運ばせた。 サラセン森は前から行けたのだが、行く気がしないので今まで行かなかった。 サラセン森を見たときは、 背筋がゾッとした不気味に光る黒い木、夜か朝かも分からないくらい、森は暗かった。 その怖さの中、僕らは歩いていった。 キキ、ジャイアントキキ、クナまではいけたのだが、 モンブリングはどうも気持ち悪くて近寄らないようにしていた。 その時。 4〜6体ほどのモンブリングが一斉に襲い掛かってきた。 僕たちは構え、態勢を整えた。 僕はモンブリングの乱れ撃ちを冷静に見極め、確実に対処した。 ゼルたちもすぐに攻撃を見極め、すぐに倒していった。 クレージモンブリングの所まで進んでくると、 今度は7〜9体ほどが襲い掛かってきた。 モンブリングよりも遥かに動きは速く、 僕達は苦戦し不意を突かれ、かきづめの部分で腕を切り裂いた、 すぐにミィルが治療に来ようとしたが、 ほかのクレージモンブリングに邪魔をされ、行く事ができなかった。 応急処置でセルフヒールで止血をしたのだが、 腕がズキズキと痛み、いつものように力が出ない。 幸い、利き腕の右腕では無かったものの、 右腕を動かすと左腕もズキズキと痛み、同じように力がでないのだった。 普段は腕の動きが鈍るから付けていないナックルを付け、再び戦いに望んだ。 「僕は決意したんだ、彼女を守るって!」 ぼくは決意の通り彼女を守るため、みんなを守るため、 僕はまた、クレージモンブリングの所へ向かった。 残る2匹、彼はその一匹を倒し、僕は腕のせいか少し苦戦していた。 僕は最後の一撃としてエネミーレイゾンを撃ち、 その反動で激痛が走り、そのまま気絶してしまった。 薄れる意識のなか、 彼女がリカバリをかけてくれた所まで覚えていて、 そのリカバリが優しく僕を包み、彼女そのものに見えた・・・
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