第13話 戦いそして結末 エイアグ編 そして砦にまた静寂が戻る。 そして十分間を取ったあと僕は攻撃を仕掛けた。 この時エイアグの剣が迫ってきた。 くっ、避けきれない。 僕はナックルで防御した。 そしてそのあともまたすぐに剣は剣はVの字に振られ僕の身体を弾き飛ばした。 くそっ!ツバメ返しか・・・これもバグだと言う事は、他の技も使えるはずだ。 僕はエイアグの動きを見切りながら慎重に動いた。 そしてまた僕が先制攻撃をしかけた時、ナックルが壁にぶつかったかのように止まった。 これはオーラシールド! その時エイアグが言い放った。 お主、我を少し侮ったな。 それが一生の不覚だということを思い知らせてやろう! ザシュッ!!! 腹部を剣で突かれた。 絶えられないほどの激痛が走った。 ミィルもすぐに助けに行ったが、周りのカプリコに邪魔され助けにいけられなかった。 フン、腹に風穴を開けられてまだ立っていられるとは、苦しいだろう、今楽にしてやる! 猛スピードで向かってくるエイアグを前に、僕は倒れた。 だが、ミィルのことを考えた途端、力が湧きあがってきた。 そうだ・・・彼女の前で死ぬわけにはいかない、 俺は彼女を守るって・・・カプリコなんぞに、死ぬわけにはいかないんだよ! その瞬間エイアグの攻撃を避けた、その反動でまた痛みがよみがえる。 セルフヒールで止血したあと、モンクエイドで体力をあげ、エイアグに向かっていった。 フン、馬鹿か、そんな見えすいた攻撃をする輩がどこにいる。 その時エイアグは驚いた、目の前にいた敵がいなくなるのだから。 その後ものすごい殺気を背後に感じて振り返ったが遅かった。 練気法ですばやさを上げ、あたかも消えたように見せたのだった。 これで終わりだ! オォォォォォォォ! 僕の渾身の一撃を受けたエイアグは吹き飛び、地に伏した。 そして僕はそのまま気絶してしまった カプリコ達がとどめを刺そうと攻め寄ってきた。 その時。 やめろ、見苦しい! 我はこの者に負けたのだ、それでいいのではないか。 女よ、その強きものを介抱するがよい。 ミィルは慌てて僕に駆け寄り治癒を始めた。 そして彼女の顔には涙がこぼれていた、だかその顔はやさしさに満ちていた。
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