第13話 砦そして挑戦 翌日僕らは身支度を整え、サラセンを後にした。 これからどうする? 僕の問いに皆は少し黙り込んだ。 その前にこのチーターの話を何とかするべきじゃないのか? とゼルが答えた。 その時一匹のモスがこっちのほうに攻撃を仕掛けてきた。 そこの人間!我らの聖域を汚すでない! モスの方をめがけて渾身の一撃を喰らわせた後、僕らは議論した。 なぁ、何で急にモスが喋ったんだ? こんな僕の問いにゼルがこう言い放った。 知るか!だがな、これもまたチーターの仕業かもしれんな。 じゃあカプリコ砦に行こうよ。 あそこまだ行ってないし、なにかあるかもしれないでしょ。 なぜ、カプリコ砦なのかは知らないが、 彼女の推薦に仕方なく賛成し、カプリコ砦に行くことにした。 そして僕等が砦に入ってまもなく、カプリコ達が攻め込んできた。 侵入者だ倒せ!殺せ! 相手が鬼のような顔で攻め込んでくる。 早速か、いくぞ! 僕の言葉とともに仲間たちが一斉に攻撃を始める。 まずリクスがファイアーウォールで周りのカプリコを一掃する。 次に僕とゼルが、プラコを次々に倒していく。 そして後方に回り込んできた少数のカプリコやハンドカプリコをパージフレアで倒す。 そしてすぐに僕らは砦の奥地へと進んでいった。 その時だった、 ものすごい速さで回りのカプリコを切り裂き、その影は僕の方に向かってきた。 そして少し手前に止まり、こういってきた。 皆の者静まれ! その瞬間、砦は静寂に包まれていった 我が名はエイアグ、誇り高きカプリコの戦士也!私はこの強き者に戦いを申し付ける! そしてこの者に勝ったあかつきにはカプリコの英雄として私を称えてもらいたい! ワァァァァァ! そういった後、砦に歓声が湧き上がった いいだろう、その挑戦受けてやろう。 僕は構えた、それと同時にエイアグも構えた そして戦いが始まった。
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