第10話 仲間そして死闘 翌朝、僕らは彼女に自己紹介をして、なぜ倒れたのか尋ねてみた。 私はリクス。 私はあの時、パンプキン狩りをしていたの。 そしたらいきなりマーダーパンプキンが来て、私に向かってきたの。 勝てるわけも無く、私は逃げたんだけど、追いつかれてしまって・・・ その話を聞いていると、ゼルが言った。 しかし、なぜそこにはマーダーパンプキンがいなかったんだ? そもそもマーダーパンプキンはそこでは出ないはず・・・ その話を聞くなり、彼女は言った。 私にもそれはわからないわ、突然唸り声を上げながら倒れていったんですもの。 僕達は考えた。 そしてその場所にまずいって見ることにした。 相変わらず不気味ね。 ミィルがその場所に着くなり、こういった。 この場所なのね。 うん、この場所で・・・・・ 彼女の声は次第に弱まっていった。 なぜならそこにはマーダーパンプキンがいたから。 僕等は一斉に構える。 マーダーパンプキンは、その大柄な体つきとは思えないほど早かった。 僕の周りが赤くなる。 とっさに駆け寄るミィルも不意を取られ、その場に倒れこむ。 ゼルは何とか戦っているのだが、避けているのがやっとだった。 と、その時途端に大爆発が起きた。 フレアバースト その隙見て、ゼルが狙うが、布を切っただけだった。 ゼルが何かに触れたと思った瞬間だった。 僕らは一瞬、目を疑った。 僕らの視界には、彼(ゼル?)の体全体に、深く刃が切り刻まれていて、とても生きているとは思えなかった。 その時、突然マーダーパンプキンが唸り声を上げ、倒れこんでいった。 その後、一人の人が立っていた・・・・
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