U スカウトとシーフをまとめて盗賊と一般的に呼ばれている。 スカウトを志す者は、それを生業とするならば盗賊ギルドと呼ばれている 組合に加入し、毎月お金を収めなければいけない。 そうすることによって、シーフとの区別をするのである。 それをしないものは、もぐりと呼ばれ、シーフと呼ばれ 人に蔑まれ、時にはギルドから命を奪われることもある。 ギルドは、有力な情報を冒険者たちと売買する。 これにより冒険者たちは、生活の糧を得るのだ。 また、冒険者たちは生活の糧を得るために情報を買わねばならない。 時には商人の護衛を、時にはダンジョンノ探索をしたりする。 中には非合法な闇の仕事がある事もある。 そのため誰でも情報を売ってもらえるわけは無くギルドに加入しているスカウトのみが その情報を買えるのである。 ギルドは無数にある。 その為かルアス警備隊も、黙認しておりギルドを取り締まる者はいない。 また、密告する者もいない。 密告などすればたちまち無数とあるギルドから命を狙われるであろう。 その危険の割には、とてもじゃないが報酬はちっぽけな物だからだ。 待たれ持ちつつの関係によって冒険者とギルドは上手くやっているのである。 「おいあの情報ガセだったぞ、畜生」 ギルドに着くなりレットはカウンターの奥にいる男に悪態を付いた。 「それは残念だったな、まあ時の運さ、諦めるんだな」 フン、っと軽く男を睨め付けレットは続ける。 「まあいい、新しい情報はないかい?今度こそ取って置きのを頼むぜ」 レットがそういうと、男はニヤっと口元を緩める。 「おお、良い情報があるぜ。今度は信憑性が高いぜ。」 レットは呆れた様に男の口を遮る。 「この前も同じ事言ってただろ」 男は、気にしないようにレットに話しかける。 「まあまあそう言うなって今度は間違いなく本物だぜ。 お前さん方を御指名さ、炎剣のエルヴィスの武勇伝は上の連中の 耳にも入るくらいだからな」 レットは、中々本題に入らず焦らす男に苛立ちを覚えながらも聞き入る。 暫くの静寂の後、男は口を開く。 「・・・・王宮の連中がお前さん方に調べてきて欲しい物があるんだとよ」 レットは、いつの間にか口元がにやけていた。 「ヒヒ、それは面白くなりそうだな」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 説明がやたら長くなってしまい中々本題に入れない・・・。 才能ないなぁ・・・。 ちょっとだけ修正しました。 「ギルド」を盗賊だけにするとあとあと困るなと思いそこだけ修正w
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