吟英伝 その2


私は華麗なる吟遊詩人。

今日もぷらりと一人旅。

 
流行に敏感な私は最新式のエレキギターを買い

意気揚々と狩場へ向かう。

 
戦士発見!

どうやら苦戦しているようだ。

すかさず駆け寄る私。

 
「補助いります?」

 
「う!またお前か!こんどこそたのむ!」

 
「おk♪」

 
颯爽とエレキギターのカバーを剥ぎ

ピックを取り出し斜に構えた。

 
「あ!?コンセントない…」

 
そして狩場をあとにした。

 
私は華麗なる吟遊詩人。

今日もぷらりと一人旅…