題名不明その6


ふと、気づいたこと・・・

私の小説(?)はギャクがなく、真面目すぎてつまらない

と・・・

通りで、読んでいる人がいないのか・・・(たぶnいないはずです
途中で終わらすのは嫌なので、書きますが・・・
さっさと終わらして、傍観者になろうかな・・・
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「おーい」

誰かが呼ぶ声が聞こえる・・・私に言ってるのかなぁ?

「オーイ、大丈夫か?」


ふと目覚める。
我に返るというべきか、今まで何をしていたかわからない。

ただ突っ立っている自分がいる。
辺りに人が行き交い、談笑が飛び交う。

そして私を呼ぶ青年がいる。

「大丈夫か?」

もう一度、声をかける青年・・・見たことある。
でも誰だったかわからない・・・。

「・・・あぁ、大丈夫だよ。」

なぜか、「大丈夫だよ」と言った私がいた。

まるで自分でないものが答えたような・・・
そんな気がする・・・

「本当に?」
「大丈夫だって」

まじめに聞き返す私に、プッと笑い出した彼。

「なんだよ」とつけたした私に、
「だって・・・」と言い、笑いが止まらない彼。

ただ私は眺めていた。

「ほれ、仕事行くぞ!!」

まだ笑っている彼は言いながら私に背を向け、歩き出していた。

(あぁ、そういえば仕事に行く途中だったか・・・)
おぼろけな記憶を辿りに、彼の後を付いて行くのであった。




「突然、立ち止まったから驚いたよ」
といいながら、歩を進める彼。もう笑いは取れたみたいだった。

(止まっていたんだ・・・どのくらいだろう??)
私がハテナマークをつけている感じに気づいたのか、彼は話題を変えた。

いや、疑問をただぶつけただけかもしれない。

「そういえば、いつまでこの村にいるんだ?」

「う〜ん・・・」

そういいながら、後ろを振り返る私。
さっきまでいた村を見下ろせた。

そして、答えようと前方に目線を戻しながら・・・

「シォ・・・」

私はすべてを言い切れることは無かった。

後方がいきなり光り、
轟音を共に聞こえた悲鳴にかき消され・・・中断させられるほか無かった。

私は振り返る。
そして、あ然した・・

村が燃えていた・・・

上空にはさっきまではなかった雷鳴をともなった雲・・・
そして、そこから放たれる雷が無数に村を襲っていた・・・


もう、頭の中が真っ白になっていた・・・

声もでない。
ただ、目の前の光景を眺めることしか出来ない・・・
横を黒い影が通るまで・・・

彼だった・・・彼は村を目指し全力疾走していた。

それに気づくと彼を制止させようをしていた・・・
それは遅く、彼は私の目の前から消えていた。

(ここで呆然しても、何も変わらない。)

そう思いながら、村の方に走っていた。


(でも・・・この気持ちは何・・・
 見たことある・・・この光景・・・
 そして行きたくない・・・けど行かないといけない・・・)


私の疑問をあおるように、雷鳴は轟き渡っていた・・・。