題名不明その2


また、馬鹿ながら書きます。
やはり、自己満足のためです。

「もう書くな」という意見があるなら、どうぞレスでも書いてください。
(それさえもめんどいかもしれませんが・・・)

では、やっと二話です。(それでもまだマイソシア大陸に入れそうにない><)
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彼女は、いきよいよく立ち上がり、周囲を見回した。


さっきまで、彼女を取り囲んでいた死者はいなかった。
辺りには、木が生い茂り、光にあふれていた。

(綺麗な場所だ・・・)

(どこだ?ここは・・・)
記憶が交差する・・・。辺りがまぶしくなり・・・どうなった?

(魔法は使ってない・・・)
彼女は思う。あの時魔法すら使ってないと・・・

(じゃ、なんだ・・・)
彼女は思う。これは夢だと・・・

ほっぺたをつねってみる。   

痛い・・・

(どうやら、現実らしい・・・)


彼女はとりあえず、歩くことにした。

何歩か歩いたころに、木の下にいる人影を発見した。
人影は彼女に気づくと彼女の方に歩み始めた。

彼女は無意識に構えた。

「迷い込んでしまったのかな?」

人影は神官らしく、彼女に問いかけた。
彼女は問いには答えず、構えるのをやめない。

「・・・そう構えなくてもいい。私に君を襲う気などないとわかるだろう・・・」


彼女は構えるのをやめた・・・。
(悪意がないみたいだな・・・)

「ここはどこでしょうか?」

彼女が問う。

「ここは、マイソシア大陸。神々の住まう場所・・・」

(マイソシア??  神・・・)

聞きなれない言葉であった。
それが意味するものは、ここは彼女の知らない場所だということだった。

「私の役目は、迷い子などの道標になることです。
 この世界での、生き方を教え、提示する・・・
 それだけです。」


その神官は、このあとどうすればいいのかなどを答えたが、
あの世界へ帰る方法は言わなかった。

彼女は、あの世界に戻るすべを探すべく、このマイソシア大陸で、
生きることにした。

(私が生き続けても・・・あの世界に戻ろうとも・・・
 誰も許しはしないんだろうな・・・)


彼女は職業選択を求められた・・・。

戦士・・・盗賊・・・修道士・・・聖職者・・・魔導師・・・。

「魔・・・・」
彼女は言いかけた。だが、首を横に振り・・・

(また、繰り返すのか?繰り返すためにここにいるのか?)

そして・・・

「***」

彼女は神官に職業を告げた。
神官は、「もう戻れませんよ?」と確認を取る。

彼女は、その真っ赤に染まるまっすぐな目で、首を縦に振った・・・。


「では、町に送りましょう。」

彼女は光に包まれ、その場から消えていった。


そこには、ただ風が吹き、神官がたたずんでいた・・・。