題名不明その13


ん・・・、最近、書き方がなんか
変わった気がしてならないんですけど・・・(しかも悪いほうに・・・
まずいですね。
今度キャラ紹介とか補足でもしますかな・・・
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「・・・セレン、それは惨いぞ・・・。」

木に寄りかかりながら、ハープを片手に言う少年。

「・・・別にいいじゃん♪」

ナイトモスという銀色のモスに
ファイアアローを放つ少女が答える。

一撃で倒れていくナイトモス。

セレンが通ったあとには
たくさんの死骸があった。

「・・・しかし、そうでないと
 狩れませんよ、師匠。」

森の奥から出てきた女性が言った。
太陽に照らされ、紫の髪が鮮やかに光っていた。

「シオン・・・しかしなぁ・・・」

木に寄りかかってる少年が答える。
シオンと呼ばれた女性。
昨日、彼女が会った女性であった。

「む〜・・・
 じゃ、今日は狩りやめて帰りますか。
 今日はユンが帰ってくると言いますし・・・」

「そうだな・・・」

木から離れ、ハープを鞄にしまう少年。
そして、セレン、シオンの元へ歩む・・・。


  キャーーーーーーーーー


少年の耳に、風に隠れ
かすれて聞こえる悲鳴が届く。

「・・・今、悲鳴・・・が・・聞こえなかったか?」

後ろを振り返る。そこにはただ広がる森が見えるだけだった。

「「え?」」

「・・・気のせいじゃないですか? ・・・」

シオンが指す先に、
逃げ惑いながら、ナイトモスを狩っている者達が見えた。

中には悲鳴をあげている者もいる。

無言で、後ろを眺めている少年。

「師匠、ゲート開いちゃいますよ。」

宙に円を描き、文字が並ぶ。
行き先を描くだけでもう飛べてしまう。

『ウィザードゲート』・・・魔導師の魔法のうちの一つ・・・。

「・・・先、行っててくれ。
 歩いて帰ることにするよ。」

いまだに後ろを見ながら言う、少年。

「でした・・・・
「はい、では先帰ってますね。」

シオンが何かを言い終える前に、セレンが言った。

そして指を動かし、行き先を描く。
円が光りだし、彼女達を光が包む・・・。

光が消えるころには彼女達の姿は確認できなかった。

それを見送ったあと、少年は森のほうに向かって歩みだした・・・。