題名不明その12 やっとこの話に戦闘と呼べるところがぁーー ・・・文書力ない私をどうかお許しを・・・ はい、他の人の作品見て、勉強します。 ――――――――――――――――――――――――――― 走る彼女の行く手には、不思議なほどに人はもちろん モンスターさえいなく、気配さえも感じさせなかった。 異様な空気が、静けさとなって耳に残る・・・。 (朝とはまったく違う・・・さて・・・) ピンキオの言葉が頭を過ぎる・・・ (そうであって欲しくは無い・・・) しかし、彼女の思いは現実に見事つぶされた・・・ モスウォーリアのエリアのおよそ中心部に入ったことだった。 急激に空気が重くなる。 「・・・ここか。」 彼女は小さくつぶやきながら、速度を落としていた。 周囲を見渡す。 そして・・・ 言葉をなくす彼女の眼前に広がる光景・・・ ローブを纏い、仮面のようなものを顔に付け 背丈と同じくらいの杖を手に、そいつはいた。 ピンキオのいうやつならば そいつがネクロケスタだろう・・・ そしてそいつが見る方向に見える影・・・ ネクロに剣を向ける戦士と思われる少年・・・ そして、少年を背に倒れている少女が見えた。 彼女は再び走り出していた。 鞄からウッドスタッフを取り出しながら・・・ そして、彼女は速度を落とさず 器用にスタッフを投げた。 彼女の手を離れたスタッフは 彼女の走る速さと同じくらい・・・ いやそれ以上だろうか。 風を切り裂き、ネクロに向かって飛んでいく。 ネクロに当たる直前・・・ ネクロは気づき・・・ ゴンッ!! 鈍い音が静かに聞こえた。 スタッフが力なく地面に落ちる・・・ ネクロは自分の持っている杖で 彼女のスタッフを止めた。 投げられた方向に向く・・・ しかし誰の姿も確認できなかった。 そんな動揺しているネクロを背に 戦士は、いまだに剣を構えていた。 「大丈夫?」 突然、後ろから声を掛けられ 戦士が思わず振り返る。 そこには彼女がいた。 倒れている少女にヒールをかけていた。 「メ・・・メディアは大丈夫ですか?」 メディアと呼ばれた少女にヒールを かけながら彼女は口を開く。 「傷は無いみたい。ただ意識が無いだけ。 私的には・・・君の方がだ・・・」 彼女が言い終える間もなく、戦士はその場に力なく崩れる。 剣が地面に刺さる・・・。 それをすかさず止め、ヒールをかける彼女。 良く見れば、全身に傷をあった。 ヒールをかけ続けている彼女。 目の前を見る。 ネクロは、 自分が蚊帳の外にいることが気に食わなかったのか・・・ それとも彼女の攻撃が気に食わなかったのか・・・ ネクロの杖に光が篭る。 そして、彼女に杖を向ける。 杖の先に構成されていく火の玉・・・ なっ・・・ 発射された火の玉は ずんずん彼女との距離を詰めていく・・・ とっさに鞄から予備のスタッフを 取り出し、さっき同様火の玉めがけ投げる。 彼女の2m前くらいでスタッフと火の玉は当たり・・・ スタッフが燃え尽きる。 その奥からもう一つ・・・
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