『神々のその後〜ほんとにその後〜』


その日の夜、マイソシア大陸 午後6時。

「疲れたー!(><」

とミルレス町のなかに入るなり、草のじゅうたんに座りこんだのは

2人の聖職者。


「2人で最下層行ったの、どのくらいぶりだったっけ?」と質問したクレッチーに

「うーん、確か3ヶ月ぶりだよ(^^」と陽気に答えるユウ。

「3ヶ月かぁ・・・(−−」

久しぶりにハディムバやらザモク見たなー。と言い出すクレッチー

「えぇー、ムサイのは嫌(・・`」と言い出すユウに

「ムサイのはまだマシ。投げキッスのモンスが精神的にダメがある_l ̄l○」

と言い返すクレッチー。


「それもそだね。(^^;」と頷くユウ。

「でも、また行きたいねー。こんどは蒼!(・0・」と言うユウに

「ぶ!オレに80になれと?!(^^;」と言い出すクレッチー。

「うん、80になってwそして、80になったらフェイムリバイブとリザレクで

墓になった私を困惑させて〜w」とかなりトボケたことを言い出すユウ。

「…考えさせてください(///」とクレッチーは、わずかな間を置いて答えた。


同じ頃、太陽の世界。

「あー、よく寝た(^^」と元気いっぱいな顔でエリアが起きてきた。

「グレゴリ。かなりの間、何も出来なくてごめんね(^^;」と謝るエリア。

どうやらホントに例のパーティの時の記憶はなさそうだ。


「ココしばらくの間、何かあった?(・・?」と質問するエリアだったが

「いや、何もないよ(・・;」とグレゴリの様子がおかしい。

「そう?なら、いいんだけれど(・・」とエリアはケロリとしていた。表面上は…。


(なーんか、グレゴリが怪しい(・・))

とグレゴリを見ながらエリアは思った。そして、調べて原因を突き止めた。

(なるほど…そういうことか。(・・))

と思ったエリアは、別に何も言う気はせずに気にしないことにした。


(何で何も言ってこないんだろう?(・・?))とグレゴリは不思議に思った。

エリアのことだ。自分の様子がおかしければ、絶対に調べているはずだ。

なのに、何も言ってこない。

(まだ気がついてないとか?(・・? いや、それはナイ。気がついているはず。

じゃあ、あえて言ってこない?…そうかもしれない。)

ぼーっと考えながら歩いていると昔よく行った宮殿の屋上についた。

エリアともよく喋った場所…。

(でも、今はお互いに王と家臣として忙しい立場だから、こんなとこに居る訳…。)

ナイと思っていると屋上のベンチで誰かが1人、月を見上げていた。


「…エリア?(・・?」と何気なく声を投げかけると

ベンチに座っていた存在がグレゴリの方を振り向いて…

「ああ、グレゴリ。どうしたの?(^^?」といつもの声で訊いてきた。

「…オレ、実は…。(・・;」

「分かってる。事情は、呪術師さんから聴いた。(・・」

とエリアは、即座に切り返した。

「…やっぱり知ってたんだ。(・・;」と驚くグレゴリに

「不自然だもん。調べるよ。(−−」と答えるエリア。


「最初、エリアだって聞かされた時は、驚いた。だってエリアは意識ないしね。

寝てる存在がここまでこれるかって思ったよ。まぁ、呪術師さんの幻術で動かして

いたっていう説明で納得できたけれど…(・・;」

「…。(・・」

「でも、さ。なんか謀られたって分かってもやっぱね…(///」

と言いよどむグレゴリの言葉を黙って聞いていたエリアは


「私がただ、『はい、そうですか』なんて納得すると思う?(^^?」

と切り返した。

「ナイと思う…(///」と答えるグレゴリに

「そう、そのとおり。(・・(__」と頷くエリア。

「…どうすれば?(・・?」と訊いたグレゴリに

「今まで教えた武術の中で私と戦って、勝ったら考えるよ(^^」と言うエリア。

グレゴリがエリアに勝ったのは、それから3年後だったとか…。


リグレスは、リンファと結婚した。

リンファの方が結構前から好きだったとかで…。


アーリア・アーシア・ミーヤは、いつもと同じようにのんびり平和にお仕事遂行。

今はまだお仕事の方が楽しいのだそうで…。


マイソシアの大陸にいつものように日が昇る。

そんな中、いつものように一日を過ごしていて普通だなぁー。

そう思ったら、誰かがこの世界をささえているからかもしれない。

目には見えないものの、何かが居るかもしれないこの世界で

今日も何かが生まれている。

今日も誰かが生まれている。

そんな世界で新たに別の物語(サーガ)が始まる

                                終わり