『神々のその後〜計画崩壊〜』


2日後の朝、マイソシア大陸。

クレッチーの自宅。

「ん…。(つ_+」と目が覚めたクレッチー。

ぼーっとした視界であたりを見回すと

椅子に座ってテーブルで突っ伏して寝ているユウが見えた。

「ユウ?!煤i・・;」と驚いたクレッチー。

…とその時。


「…ん?おはよ、クレッチー。(つ_+ノ”」と目をこすりながら、ユウが起きた!

お互いにまだちょっと視界がボーッとしていたものの

「顔洗ったら狩り行きましょ(つ_+」

と約束を覚えていたユウに呆れたクレッチーだったが

「うん…わかった(・+」とまだ寝ぼけてる顔で頷いた。


同じ頃、太陽の世界。

ここにもボーッとしたのが約1名。

そして、その側に居るのはエリアではなく

悔しそうな顔した世話役の女性がいた。

エリアはまだ自室で眠っていた。


世話役の女性が何故怒っていたのかと言うと…

自分が企画したのにも関わらず、計画が水の泡になってしまったからだった。

グレゴリが好きになった存在。

それはきっとどこかの大富豪の娘だとばかりに思っていた。

とーころがどっこい。

どこの大富豪にその娘の特徴を話しても、みんな首を横に振るばかり。

あげくの果てには

「そんな美人な女が居たら、オレが奥さんにほしいね。」の一言。


(くぅっ!悔しい、悔しすぎる!!一体どこの誰なんだ?!(><#))

世話役の女性は、こみ上げてくる怒りを必死に堪えていた。

その世話役の女性とはうって変わって、グレゴリは

(あの人、誰だったんだろう?(°°。))と半分上の空。


…とそんなところへ呪術師の女性がやってきた。

「王様、このたびはお初にお目にかかりますわ(^^」

ニッコリと笑顔で笑う呪術師。

「何の用ですか(・・#」と世話役の女性は怒った様子で呪術師に訊いた。

「今回はあなた方2人をハメさせていただきましたわ(^^」

にーっこり笑う呪術師にハッ煤i・・;と気がついた世話役は

「何かやらかしたわねー!!(・・#」と怒り出した。

怒り出す世話役の女性を無視してグレゴリは

「どういうこと?(・・?」と普通の調子で尋ねた。


「私。前に宮殿での催し物に参加できなかったので、復讐させていただきましたのw

新王様。あなたが好きになったのは、エリア様ですわ。」

と呪術師から事実を聞かされてグレゴリの目が点になった。

それとは反対に世話役の女性は…。


「エリア様ですって?!そんなバカな!あの人は男じゃないの?!煤i・・;」

と驚く始末。

「おーほほほ。バカなのは、あなたの頭よw 

月の人間の血を宿してる者は、本来『無性別』なだけ。

だからエリア様の目を見て思ったの。利用しがいがあるわってねw

アンタの悪事を今ここでバラしてさしあげてもよろしくってよ?w+(・・」

おーほほほwと高笑いの呪術師に

くっ…くやしいっ!!(><)とその場にへたり込む世話役の女性。


「ちょ…ちょっと待った。えーと、エリアは知ってるの?(・・;」

と困惑状態で質問したグレゴリに

「知るわけないでしょ。エリア様は寝ていて、ほとんど無意識だったんだから。

その状態で私が幻術で操っていたんだから、ほとんど知らないわよ。(・・」

と呪術師は、ケロリと答えた。


「ああー、私の計画がぁー(TT」としまいには泣き崩れた世話役の女性。

「アンタみたいな世話役、宮殿から追放ね〜w」

おーほほほwと高笑いする呪術師の女性。

そんな中、グレゴリは困り果てていた。