『神々のその後〜時きたりて〜』 マイソシア大陸 AM7:30。 それぞれの町では、露店を開こうとする者達が準備をしている。 なかにはもう露店を開いて、周りの様子をうかがう者もいる。 そして、それから数分くらいして人が少しずつ増えてきた。 どこの町でも、往来の人やアイテムを求めてやってくる人が現れ始める…。 その頃、太陽の世界では 「きゃー!寝坊よぉ!!(>□<」と2番目に目が覚めたリンファは 時計を見るなりさけんだ!! その叫び声に驚いたミーヤ・リグレス・アーシア・アーリアの4人が飛び起きた! 「あああああ、寝坊だぁーーー!!(>□<」とリンファ同様に叫んだ4人は それぞれに仕事の準備をしている。 「送ってあげるよ(^^」と言うとグレゴリは、手をパン!と叩いた。 するとリンファ・ミーヤ・アーリア・アーシア・リグレスの5人の姿が グレゴリの前で次々と消えた。 シーンとなった部屋の中…。 「はぁ…またこれでゴタゴタ騒動の中に戻るのかぁー。」 溜息と共に後ろのソファーにボスッと座った。 そのソファーの背もたれの向こう側に置いてあるソファーでは まだエリアが眠っていた。 「エリア・・・もしオレが王様になれなかったとしても、 それでもエリアは、オレの側に居てくれるのかな?(・・?」 何となく思いついた質問が口をついて出た。 しかし、質問された相手は、まだ夢の中。 (はぁ…。オレどうなっちゃうんだろう?(−−;)) いよいよ最も激化している『王位継承』。 しかし、この日。その決着がつくとは 当の候補者の1人であるグレゴリにはまだ予想もついていなかった。 マイソシア大陸の時間でPM12:00頃。 何となく続く王位継承問題に少しだけ危機感を抱いていたグレゴリ。 しかし、この時。 グレゴリは実の父であり、現在太陽の世界の王でもあるグリフィゴールに 呼び出された。 王室・・・。 「グレゴリ、この世界は好きか?(・・?」 何気なくそう聞かれて 「うん、大好きだよ。八百屋のおばちゃんは、オレがくると「よく来たねぇw」 って言ってくれるし、市場の人とかもたまーにいくと面白い話とか聞かせてくれる。 それに…みんな、いい人だよ(^^」と屈託なく笑ってそう言うグレゴリ。 「そうか。では、グレゴリ。お前がもし王様になるとしたら、 その時は何をしたい?(・・?」 と訊かれて 「うーん、まずは太陽の町のことが知りたいかな。最近、いろいろなことが起きてる みたいだし。もっと事情とか知ることができれば、解決できるかもしれないしね(^^」 と答えるグレゴリに 「そうか。さて、そろそろ部屋に戻ってみたらどうだ?エリアもそろそろ 起きているのではないか?」 といわれて 「あっ、そだ!忘れてたー!煤i・・;」と慌てたものの 「では、失礼しましたm(__;m」 と挨拶するとグレゴリは普通に歩いて、ドアを閉めた後に駆け出した。 (おっちょこちょいだな。(^^;)) とグリフィゴールは、苦笑した。 グレゴリの部屋 「ただいまー。(・・;」と慌てて帰ってみると エリアはまだ寝ていた。 (あっ、そうか。エリアは夜にならないと起きないんだっけ(^^;)) うっかりしてたぁ。と思っていると 「ん・・・。」とエリアの目が覚めた。 ボーッとした表情でグレゴリを見るエリア。 「えと・・・こんにちは。って、よく眠れた?(^^;」 「うん…酒の影響で頭が少し痛いけれどね(==;」 と言いながら、エリアは頭をおさえていた。 「エリアは…もしオレが王様になれなかったら、それでもオレの側にいてくれる?」 聞こえない程度に何となく言ってみるグレゴリ 「は?(・・?」とグレゴリの呟きが聞こえなかったのか きょとんとしているエリア。 「いぁ、何でもないんだ(^^;」と弁解しているグレゴリに 「どうだろうね(^^」とエリアは笑って言った。 (聞こえてたんだ!煤i・・;))とグレゴリは驚いた。 「まぁ、噂によれば最終候補まで残ってる辺りは、すごいね。 でも、まぁ。そういう悲観的なコトいうのは、結果が分かった後での方が いいんじゃないの?(・・?」 とエリアに言われて、それもそうだなぁ。と思い直すグレゴリだった。
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