『神々のその後〜招待状〜』


マイソシア大陸…サラセンダンジョン入り口エリア。

「ハァ、やっと着いたぁ(^^;」と言うなり、ダンジョン内の木箱に座るのは

61服の女性の修道士。

「本当に暑くなったなぁ。(−−;」と言って彼女の後に来たのは、

Lv1服の男性の聖職者。


「あー、ズルイ!それってLv詐称よぉ(^^;」と言いながら、

自分もLv1服に切り替わってる修の女性。

「これでお互い様だね(^^」と言う聖職者。

「まぁね。あー、涼しいわぁw(^ワ^」と修道士は、笑顔だった。


実は、この2人。本来のLvは、76か7くらいいってたりする。

本来なら71服が最適なのかもしれないが、両方とも71服の格好が

夏向きとは言いづらいものがある為、今はLvの違う服を着ているのだ。


「1月なのに、気温が高いなんて反則よぉぉぉ!!(>◇<)」

と叫ぶ修道士に

「でも、そのうちこの暑さも収まってくるよ(^^」と言い出す、聖職者。


「そのうちって、いつなのよぉぉぉぉぉ!!!(>◇<)」

と女性の修道士の叫びがサラセンダンジョンの外まで響いた。


ほぼ同じ頃、マイソシア大陸。

「あれ?これは・・・(・・?」

「何かしら?(・・?」

楽器を取り出そうとしたアーリアとアーシアの2人の荷物の中に

封筒が1通、見つかった。


スオミ町…。

「水ーの集まる、このースオミのー地ー♪

人ーもみんなもー支ーえる力ー♪ 生きーる者に力を与えんー♪」

と今日も吟遊詩人に乗り移って、歌っているミーヤ。

そのミーヤが吟遊詩人の体から離れて、町中を歩いているときに

1枚の封筒がポワッ・・・とミーヤの前に現れた。

慌ててそれを受け止めたミーヤ。


火の世界…。

仕事が終わったリンファ。

その衣服のポケットが光った。

「あれ?」とリンファは、ポケットに手を入れた。

入ってたのは、1通の封筒。


とある作業場。

「キュッ」とゲートを巻いた宝箱のヒモを結ぶのは、リグレス。

もうこの作業自体にもかなり慣れてきたようで、

自分のペースで落ち着いて作業している。

そんな折、次の宝箱にゲートを巻こうとした時。

「カサッ」と手元のゲートが置いてあるところから、別の紙の音がした。

「?(・・?」と振り向くと、そこには1通の封筒…。


それぞれの場所でそれぞれの『妖精の子供』達が封筒の中身を見た。

内容は、『太陽の世界でのパーティの招待状』だった。

みんなは…それぞれに悩んでいた。