第16話『それぞれの町へ…。』


ミルレスの薬屋の中…。

『仲間を探している』というアーリアやアーシアの仲間が2人見つかった。

これでアーシア・アーリアを入れて4人だ。

けど、アーシア達の証言によれば、あと3人いないということらしい。


そして、今。

この薬屋内で再会したオレ達は再び3つのグループに分かれて

残りの3人の子供を見つけだすことになった。

果たしてそう上手く見つかるんだろうか? Byアシッド


「じゃあ、アッシュ。もし、子供を見つけたら

その時は、リーノアかコウリアにWISするから。」

と冷静な口調で言うのは、クリス。

「私達に任せてっ(^^」と笑顔で言うのは、レイン。


その時。

「まって、わたしもつれてって!(><」

とミーヤがクリスとレインの服のスソを掴んでいた。

ジッ…とクリスはミーヤを見たが

「分かったわ、一緒に行きましょう。あなたがいればイカルスでも

きっと、あなたの仲間が見つかるはずだから。」

と言ったあとに『スオミゲート』をミーヤに手渡した。

手渡された『スオミゲート』に嬉しくなりながらも

「うんっ!見つけよう(^^」とミーヤは笑った。

その後、クリス・レイン・ミーヤの3人は、ミルレスへと飛んだ。


「さて、ここから先は言わずもがな。ホレ、受け取れ。」

とアシッドは、エララ・カイム・マイスター・リンファにゲートを渡した。

「コレは??」と訊いたマイスターに

「さっきも言ったが、不問だ。ほれ、さっさと飛べ。(−−」

とアシッドに言われて、4人がゲートを開く。

4人の足元に魔方陣が浮かび、光と共に消えた。


「アッシュ。渡し忘れだ。」と一人残ったアシッドが

アッシュにゲートを渡す。

「それでカレワラに行けるだろう。生憎だが、3枚しかナイ。

人選でもして、行って来い(−−」

冷たいようで微妙な一言を言い残すと、アシッドもゲートを開いて消えた。


「何だ、アイツはぁ?!煤iーー;」と呆れてるアッシュに

「まぁまぁ、いいじゃないの(^^カッコイイしw」

と笑顔で言うのは、リーノア。

「しかし、人選とまで言うか(^^;」とルークが苦笑する。

「でも、3人なんですよね…。(・・」と言うコウリアにみんなが黙る。

「みんな…視力は?」とふいに質問したのは、リーノア。


「何故、視力?(^^;」と呆れて質問するルークに

「だって、アーリアやアーシアって、ちっちゃいでしょ?

そうなるとこの子達の他の仲間も同じだと思うのよねぇ。

さっき居た『ミーヤとリンファ』もこの2人とほぼ同じだったし」

と言うリーノアの思惑を察した3人は

「1.0」
「1.5」
「2.0」
とそれぞれ答えた。

「決定ね。私の視力は、1.0。つまり私は除外。」と答えるリーノア。

さらに…。

「じゃあ、よろしくね。アッシュ・ルーク」とリーノアは、2人の肩を叩いた。

ちなみに1.0は、コウリア。1.5は、ルークで、2.0は、アッシュだ。

「了解。」と言い残してルークにゲートを渡す。

「お兄ちゃん。」と声がして見るとアーシアがアッシュの足元に居た。

「アーシア、どしたぁ?(^^」と言うアッシュに

「わたしもつれてって(^^」と言われて

「よし、んじゃ一緒に行こう(^^」とアッシュは、ゲートを渡した。


ルーク・アッシュ・アーシアの3人がゲートを開いた。

3人の姿は、魔方陣の光と共にカレワラへと消えた。

今、残りの3人の子供を探す為、流れは動き出した。

先の見えない流れへの始まり…。