『当たり前という名の境界線』


『当たり前』の常識で困ったことがあった。

聖職者の服装に関する『当たり前』なるものがあるらしい。

私がLv41になり41服を着て、狩りをしていたある日。

「一緒に行こう。」と狩りに誘ってくれた人がいた。

その人は、修道士でLv61服を着ていたけれど…。

「楽しく狩ろうよ。」の一言で、私は一緒について行った。


向かった先は、サラの森。

いかにも「なんかおどろおどろしいです(^^;」って感じの場所。

サラの町から向かってサラ森の14か15あたりのエリア…。

そこで私と友人は狩りをしていて…

その途中で私は見てしまった…。

狩場に時折ある『お墓』を…。


(ひっ…!)と心の中で私は、驚いていた。

そこにあったのは、一つの『お墓』。

誰かが来る様子はない。

どうやら単独でここに乗り込んで来たということだけは、予想できた。


(ラファン:「ヒイラさん、お墓です。」)

ととっさにWISで報告すると

すぐ近くに居たヒイラさんが私の近くへやって来た。


「蘇生をお願いします」と墓から声がして。

「だってさ。やっとけば?」と言うヒイラさんに頷いて

「リバイブ!」と呪文をかけてみた。

ところが…しーんと反応はなく、静まり返っている。

「え?」ときょとんとする私に

「あー、ごめん。それはムリ。」と言われて

私はちょっと落ち込んだ。


どうやらこのお墓の方は、50ヘルの人だったらしい。

ソロで戦ってるうちにやっつけられて

お墓になっているところを41服の私が通りかかった…ということらしい。

まぁ、確かにLv50の人に経験値復旧0%の魔法は

キツイのかもしれないけれど…。


ちなみにこの後。友人がキレてお墓になった人に説教し

お墓になった人は、帰還しました。


でも、いまだに『聖職者』の『当たり前』は、存在しています。

(41服でリバース・61服でグレートリバースが使えるとかね。)

そして、この『服装』による『当たり前』は

他の職業にもあるようです。

全ての人がそう考えてるとは限りませんが、困ったものですね。