『予想外の…〜計画決定〜』


狩場の殺伐とした空気とは正反対に

ラファ姉は、イリュームのWISを聞いて安心したらしい。

(ラファン:「教えてくれてありがとう(^^」)

とラファンはWISを打ち切った。

「さて、リゼル。この先進むか?」

「わざわざそんなコトを訊く?」とリゼルが笑う

「Goだ!」と言うとオレは走り出した。

「待てーーー!」と追いかけるようにリゼルも走りだした。

次の日。

ラファンは、『お料理教室』の会場となった建物内の敷地を歩いていた。

するとそれらしき会場になるだろう空間を見つけた。

「ここね(^^」とラファンは、笑顔で言った。

11月もあと3日後には12月。

そんな中、ラファンは5回目のお料理教室で

「今日の講習をはじめる前にお知らせがあります。

昨日みなさんが発案していたパーティの件ですが、場所がとれましたので

12月24日に行おうと思います。なお、そのパーティでのケーキは

皆さんが作るコトになります(^^」

「おおー!」と周りが言い出す中

「先生のは・・・?(・・?」と言うティアイエルに

「もちろん、私も参加している以上、作りますよ(^^」

とラファンは笑顔で答えた。

「皆さん、一緒に24日までがんばりましょう(^ワ^」

と言うラファンの笑顔は、とても前向きに見えた。

その笑顔のなかには

(私は、クヨクヨしちゃいけない!今はこのみんなとがんばろう。)

と思う気持ちが芽生えてきていたのだった。


そして、その頃

「リゼル、ここしんどくないか?(^^;」

「なんのっ!まだまだ行ける!!目指せ宝箱(>w<」

と狩場ではりきりまくるリゼルと

苦笑の顔でモンスターを倒すイリュームの姿がそこにあった。