『おチビちゃん騒動』


霧が晴れるよりも前に4人のうちの一人が元に戻る方法をメモにして

小石で重石代わりにおいた後。

4人の100年ぶりの邂逅に別れがやってきた。


「また会えるよね(・・」とロングヘアーの聖女が戦士の顔を見る

「当たり前だろ?ただ、今度はお互い違う職業になるっぽいな。」

ついでに性別もみたいだな。と付け足すように言う戦士。

「あらぁ、100年経ったっていうのに仲の良いこと。w」

とカチューシャの聖女が二人をからかう。

「みんな、これからもよろしくな(^^」

と修道士が笑いかける。

「それじゃあ合言葉でも言うか・・・(^^」と戦士がみんなに言った。


「それじゃあ、みんな!『またな』!(^^ノシ」

「『またね』!(^^ノシ」


そう言った直後…霧が薄れてきて…4人は倒れた。

それは『前世』という名の存在達の『2度目の死亡』だった。


「ん…っ」と4人が倒れたところから起きてきたのは、ラファン。

彼女の視界に映るのは、自分の兄弟二人に大好きな人の姿。


「…。(^^」と何も言わないものの、ラファンは何だか嬉しかった。

そして、少しして近くの小石の下に置かれてある紙を発見した…。


100年前の戦士であった自分が書いたメモ書きを…。


その後。メモ書きに書かれてあった通りのことをしてみると

ミルレスの町で消えた人々は元の姿に戻ったらしい。

シュアもまた元の身長にもどったとか…。


それ以降、『霧が出る』という現象はなくなり

ミルレス町は再び活気を取り戻していった。