『ラファ姉、失踪 時々 誘拐V』


「私に付き合え」と言った騎士は、ラファンを見据えた。

「どういう意味で仰ったのか、皆目見当がつかないですわ(^^」

意味分かりません。とでも言うようにラファンが答える。

「意味とな?」

「狩りで私を補佐として使いたいから、付き合えと言っているのか。

はたまた私を別の感情でもっての上でそう言っているのか。

それが分からない限り、返答いたしかねますわ(^^」

とラファンは、にこやかに言い返す。

「両方だ。」と言われて

(なおさら、嫌(^^;))と判断したラファンは

「では、お断り申し上げますわ(^^」と笑顔ではっきりと断った。

「ならば、帰さぬ。」とギルマスが人差し指をスイッと横に振った。

ラファンの背後にいたギルド員の中から2人がラファンの両腕を掴む。

「ちょっ・・・痛い!(^^;」と言うラファンに

「この屋敷から抜け出せることが出来たら、その時は諦めよう。

だが、抜け出せなかったときは私の居るギルドの仲間になれ。」

と淡々と言うギルマス。

「期間は?(・・?」

「5ヶ月だ。(−−」

「了解。(^^」と言うとラファンは笑った。

「連れて行け。」

と言うギルマスの一言でラファンは、どこかの部屋に連れていかれた。

「さて、今度の狩場は…。」と気を取り直して話を変えるギルマスに

複雑な思いで彼を見る女性のギルド員がいた。