『ニルスの困惑〜完結〜』


「どうやら、僕が間違えていたみたいだね(^^;」

気が付いた魔術師は、苦笑した。

「いや、間違えてないかもな。ただ、方向が間違えただけだろ?」

暴走してたっつーところがな。とニルスは、肩をすくめる。

「今度は、もっと内面的に強くなろうかな(^^」

と笑顔で言う魔術師に

「それがいい(^^」と笑って言うニルス。

「ごめんね、エリン。怖かったよね、さっきまでの僕(^^;」

と言う魔術師に無言で頷くエリン。

「でも、君を好きな気持ちは変わらないから(^^」

だから、諦める気はないよ。とエリンに言う魔術師。


「のしつけて、くれてやる(−−」

ボソっと言った言葉にエリンが怒って、オレに肘鉄を食らわせた。

「やーよ!私は、ニルスが好きなんだから。」とひっついてくる。

やっぱり、エリンは疫病神だ。と思うオレ。

それはさておき…。

「2人とも、何でオレの家に居候してるのさ?(−−;」

と言ったオレに対して2人は

「だって、居心地がいいから。(^ワ^」の一点張り

「出てけーーー!!(・・#」とオレは、2人をポイッと家の外に投げ出した。

魔術師は、自分の家に退散したものの、退散しないのは、エリン。


そして、翌朝。

いつものようにベットで目が覚めたオレのすぐ隣には…。

(嗚呼、オレが平穏に暮らせる日は、いつになったら来るんだ(TT))

ニルスの苦労は、まだ続く。

しかし、この話は、これで終わる。