その5 マリナ(マルージ)とレイズが戦っていたころ、 左門では、クリスたちが防戦をしていた こちらも大勢の人数がやってきており、一進一退の状態であった 「カイはだいじょうぶかしら?一人で右門をやるっていってたけれど」 と、クリスは心配そうにそう言ったが 「ま、カイのことだ。心配は要らないさ」 とギルメンの一人がそう言った 「それよりもまずは、この状態を何とかしないとな」 とそういって敵の中に突っ込んで行った 「って、大丈夫!?」 とクリスが心配してそう叫んだが 回復が追いつかず、倒れたギルメンに駆け寄ってそう言った 「俺は大丈夫だ・・・それよりも回りのほうに専念してくれ」 とそうは言っているが、かなり深い傷を受けており、深刻な状態である 「このままじゃ全滅しちゃう・・・」 とクリスはあせりながら倒れた仲間の傷を癒していった クリスが回復に専念しすぎて周りをよく見れず、 敵がすぐ目の前に迫ってきている事をクリスはわからなかった 「クリス、あぶな〜い!!」 とだれかが叫んだが、既に遅く え・・・・ と目の前を見たときには既に彼女めがけ、今にも剣が振り下ろされようとしていた クリスがボーゼントしていると、 誰かに後ろから肩をたたかれたかと思えば ものすごい勢いで敵が吹っ飛んでいった 「な、なにがおこったの!?」 とクリスが驚いていると 「助けに来てやったぜ」 とカイが現れた 「カイ、無事でよかったわ」 と、クリスはほっと一息ついてそう言った 「右門のやつらは片付いた ・・・というよりもなぜかあいつらはまったく「あれ」には興味がないようだ」 とカイは不思議そうにそう言った」 「あれ」とは、ギルドの城の中に設置されているシンボルの事である シンボルを破壊すると、その城は落とされた事になり、 その城は破壊したギルドのものになるのである 「って、そう言う事は・・・」 とクリスが信じたくないようにそう言うと 「そのとおり、俺らは最初からお前らを全滅するために攻撃しに来たってわけよ」 と敵の中の一人がそう言った 「このスレッシャーウルフに攻城戦を挑まれた時点で お前たちの負けは決まってるんだよ!!」 と、一人の盗賊が切り込んできた 「まずはてめぇからだ!!」 と言う怒号とともに、クリスにいきなり高速になって襲い掛かってきた まさに、神速と言うやつであろう クリスが避ける暇もなく男は切りかかってきて ズバァッ と言う音がしたかと思えば、クリスの目の前にギルメンのアースが立ちはだかって クリスを攻撃から守ったのであった 「アース!?」 とクリスは急いでリカバリを掛けたが、 心臓の近くを斬られていて、かなり重症である事は目に見えてわかった 「それを見逃すバカはしないぜぇ〜」 と盗賊はアースにリカバリを掛けて無防備な状態のクリスに再び襲い掛かった が、 ガキィン パキィン ズドシュッ という何かが折れる音がしたかと思えば、 盗賊の上半身が数メートルぶっとんでその辺に転がった なお、下半身はクリスのすぐ前にぽつんと取り残されていた 「俺をキレさした罪は重い。もう容赦はせんぞ」 とそう言うと何かのオーラをまとい、敵の中に突っ込んでいくと 大勢いた敵が半分以上吹き飛んでいった 「これぞピアシングボディを改造したピアシングタックル(改)だ」 と言うとほかの敵をにらみつけた すると、さっきは出の威勢はどこえやら。完全に士気が低下・・・ いや、消え去っていたのかもしれない
今だから言えることですが・・・ 敵ギルドの名前のスレッシャーウルフは、切り裂き狼という意味です・・・ 英語で訳すとIt tears apart and is wolf.だ、そうですが・・・ ややこしいのでこの名前で(え
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