第1話


ここはミルレスの町。

さまざまな武器やゲートの販売人・狩りの相方を募集する声・
ギルド仲間同士のおしゃべりなどで盛り上がっている。

そんな中一人だけぽつんと突っ立っているLv41服の魔がいた。

彼の名前は、クーリエ。

いつもなら誰かと一緒に喋ったり、
カプリコ砦に行っては狩りをするのが日課のようになっていたが、
今日に限ってどこにも行かずに一人でぽつんと街中にいた。

「あ、クーリエさん。」と知り合いの修が呼びかけるも返事がない。

それどころか、どこかボーッとしたような雰囲気があった。

「元気だせよぉー。」と修が一言言った直後に、
クーリエは、ボーッとした表情のまま、瞬間移動してしまった。

「マジかぁ?!煤i°°;)」と目の前の出来事にビックリした修だったが

クーリエがよく間違えてゲートで飛んでしまうのは、いつものことだったので

「さ・・・さて、オレは狩りにいくぞぉ(^^;」とそそくさと狩場へ行ってしまった。