『風の行方…解散後』


PM6時…スオミダンジョン29.

「そろそろ解散にすっか。(・・」

何となく頃合を見計らって、PTリーダーのデュアが呟いた。

「賛成。そろそろ人の方が多くなってきた。」と皓が賛同する。


結局、全員が状況判断した結果。解散することになった。

「んじゃ、みんな。またなぁ(^0^」

「またです(^ワ^」

「おつ(^w^」

「またいつか会えたら、共に狩ろう。(−−」

「おつかれ(^^」

「またいつか(・w・」

6人は、それぞれに挨拶を交わすとゲートを開いて消えた。

6人が消えた後も他のPTが周辺を歩き回っていた。


ルケシオン町…。

シュッ!と現れた皓とエル。

「歩こうか(^^」と笑顔で言う皓に

「はい(・・)”」と頷くエル。


「正直、元気そうで安心した(^^」と歩きながら話す皓。

「?(・・?」と同じく歩いているエル。

「だってさ、WISしてもエルは無反応が多かったから。」

「すいません。実は、狩りをしていました(^^;」

「そっか。狩りじゃあWISできないもんなぁ。ヘタすると危険だし(^^;」

「それに…(///」

とエルは、わずかに顔が赤くなりそうな気分になりつつ

「それに…『皓との約束』だから(///」

とだけ言った。


『約束』と言われて、皓は、すぐに気が付いた。

「いつか私のLvが70になるまで…それまで待っててくれませんか?」

前にエルが自分に向けて言った一言を思い出したのと同時に

(何で今まで忘れてたんだよ、オレ!煤i・・;

あ、そうだ!WISで連絡取れなかったら、心配だったんだ。(−−;

でも、エルの返事って何か緊張する。

…あー、もうなるようになれ!例え嫌われてもいいじゃんか!(^^))


いろんな思いと『嫌われた時』のことまで考えてるあたり

皓の心境は、複雑だった。